東京初出店！チカリシャス表参道店の感想

デザートバーとは、目の前でパティシエがスイーツを作る臨場感溢れるカウンターで、お酒を飲みながらスイーツを楽しめる新感覚のお店。

この新しいコンセプトで、チカリシャスは2003年にニューヨークでオープンして以来、毎年「ZAGAT」でトップにランクインされるほどの大人気なのだそう。デザートバーブームの火付け役とも言われているのだとか。

そして、チカリシャスの魅力は何といってもデザートのフルコースが楽しめること！デザートが、アミューズ、メイン、プティフールの3段階で出てきます。うむむ、スイーツ好きにはたまりませんね。そして、アミューズとメインにはピッタリのワインやシャンパーニュも用意されているという…（もちろんノンアルコールもOK）なんともゴージャス！

冒頭の写真はアミューズ。
宝石のようにキラキラ輝くフルーツ。見目麗しい・・・下のクリームとフルーツのハーモニーはもう最高☆

そしてメイン。メインは7種類くらいから選べます。私は東京限定の和栗とほうじ茶のサバイヨンソースがけを。マリアージュのワインは日本らしく勝沼醸造のアルガブランカです。折角なのでオーダーしました。こちらもほうじ茶のソースが素材をうまくまとめてかつ引き立ててて、素晴らしかった・・・。

最後のプティフール。
上質なバターの香りがたまらないマドレーヌ。そして舌先でとろけるほど繊細なギモーヴなど。

うーん、贅沢なひと時でした・・・！

んで、お会計を・・・というときに伝票をみてビックリ！！

ふたりで８，５００円ちょい（端数わすれた）・・・。ひとり４，２５０円。

確かにとっても美味しかったし贅沢なコースには違いないのですが。

デザートコース自体は、１，８９０円なので、残りはアルガ１杯と、コーヒー・・・。

なんとなーく、３，５００円くらいかなーと、思っていたのです。

ここの売りはマリアージュのお酒だからぜひオーダーしたいし、誰しも最後のコーヒーは飲みたいでしょ？だから、たぶん客単価は４，３００円前後（それ以上～）だと思うのです。

店を出た後、友人との感想は「正直高いのでは？」でした。

そうなると、残念なことに美味しかった記憶も薄れ、なんだか「高かったな～」という印象しか残らない。

それでも、ラグジュアリーな空間で、超一流のサービスがあったら、納得です。

でも、友人との共通の感想は「サービスと空間は中途半端」でした。

こうなると残念なことに微妙だった点ばかりが思い出され・・・。

従業員が多い（オープニングのせい？）割には接客がイマイチ。帰り際には最初に買って預けていたカップケーキも言わないと忘れてる・・・。

カウンターでパティシエの手元が見える割には、オオッと思うような見せ場がない。（ま、こんなことは別に期待してないのですけど、価格に対する付加価値をどこかに求めてしまうのです）

空間も殺風景にみえる。（これがNYスタイルなのかもだけど・・・やっぱり殺風景）。
あとカウンター用のスツールみたいな椅子だからバッグの置き場に困る・・・けど「隣の席にどうぞ」といった案内もなく、バッグは床に置くことに。だったら最初に預けてた！みたいな・・・。プレートとお店の雰囲気もミスマッチのような気がするし。

という感じで、本来は気にしないでいいような些細なところが「なんだかツメが甘いかも？」と妙に思い出されるのです。

でも、まだオープンしたてなので、サービス面はしょうがないのかもしれません。

お味やコンセプトはとても素晴らしいので、今後ぜひ価格に見合ったサービスを期待したいです！☆☆☆
近年パワフルさが欠けてきた東京にわざわざ出店して、素敵な機会を提供してくれること自体、ありがたいのですから！！

★チカリシャスHP★
http://www.amarige.jp/index.html

※上記レビューはあくまでも2011年9月23日時点のものです。

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