2009年12月17日
霜花店(サンファジョム)を観て
いよいよ来年2月日本公開の映画、「霜花店(サンファジョム)」。
先日、ひと足先に見てきました!
韓国で400万人も動員した「霜花店(サンファジョム)」。
しかも18禁指定を受けてこの動員数・・・。
そう、かなり衝撃的な内容なのです。
主な登場人物は、
高麗王と、王の近衛隊長、そして王妃。
ストーリー自体はフィクションですが、描かれている
近衛部隊・乾龍衛は、その時代に実在したといわれる
「子弟衛」をモデルとしています。容姿優れた男子が選抜され、
王を護衛し、時には王の寝所の相手を務めたという説もあり・・・
というところで、勘のいい方はお分かりかと思いますが、
この物語は三角関係、しかも複雑な関係ですすんでいくのです。
王の寵愛を受けている近衛隊長ホンニム(♂)。
女性を抱けない王は世継ぎのために、ホンニムに王妃を抱くように
命じます。愛するホンニムの子供であれば、自分は構わないと・・・
最初はその命令にとまどっていたホンニムと王妃ですが、
肌を重ねるうちに本当に愛し合うように・・・。
ふたりの関係に疑いを持ち、嫉妬の炎を燃やす王。
という三角関係でラストまでつき進むのですが、
人間の欲望、嫉妬などを容赦なくえぐり出している、その凄味が
この映画のまさに醍醐味!!(ベッドシーンも大胆な演出!)
高麗王を演じたチュ・ジンモは、目で演技をしたというだけあり、
ホンニムと王妃の情事を知った時の目なんて、ほんとうに
怖すぎて・・・映画館でドキドキしてしまいました。
たかが三角関係といってしまえばそれだけだけれど、
なんだかんだいっても、人生における愛憎関係のウェイトって
それで人生や歴史までもが変わっちゃうぐらい重要なもの、
なのかもしれませんね。
霜花店(サンファジョム)
2月6日 シネマート新宿ほかロードショー
http://frozen-f.com/
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- at 09:42