2008年06月28日
パリ、そしてシャンパーニュ
今回の旅のハイライトはシャンパーニュ巡り。
パリからTGV(超高速列車)に乗ること45分。
パリからこんなに近いところに、シャンパンの故郷、
シャンパーニュ地方があるなんて意外だと思いませんか?
写真のように冬のブドウ畑(この時期は2月です)は、
夏場に比べると荒涼としているのですが、乾いた土の色と、
春の芽吹きのために養分を蓄えた樹々からは、
そこはかとない大地の滋味が感じられるようで、
シャンパーニュ通の方に言わせると、最も
‘シャンパーニュらしい’光景なのだそうです。
私が泊まった「アイ村」はおとぎ話の世界そのもの。
どこまで歩いても、下の写真のような風景が続くんですよ。
パリのラデュレも素敵ですが、日本人が殆どいない
シャンパーニュ地方はまさに・・・穴場!
今回は、シャンパーニュに詳しい知人のナビゲートで、
いくつかメゾンを見学させてもらいました!中でも忘れ
られないのがサロン社です。ここは、ブラン・ド・ブラン
といわれるシャルドネ種のキュヴェ(果実の一番搾り)
のみを使ったシャンパーニュ1種類しか作っていないという
異色のメゾン。こじんまりとしていながらも気品漂うカーヴ
を見学した後、世界中のシャンパーニュ愛好家垂涎の1本
といわれる「サロン1996」をいただきました。
・・・もうその美味しさは言葉にならないほど!10年以上の
熟成期間が放つ深み、でも決して重くなくて、
凛とした華やぎもある・・・とても一言では言い表せない
芸術品でした。
いつか、また、この地を訪れることができますよう・・・
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- at 14:23